年末ジャンボ宝くじなんて当たらない?ギャンブルの還元率について

宝くじ

宝くじの還元率ってどれぐらい?

年末ジャンボ宝くじは、数あるくじの中でもお祭り感が強く、年末の定番にもまっています。
買っても中々当たらないのも定番で、何故当たりが出ないのかとの疑問が生じるものです。

いわゆるギャンブルには還元率という数値があり、これに基づき還元されるからだと答えられます。
この数字は高いほど戻ってくるお金の割合が大きく、例えば80%なら購入した金額の8割が還元されることになります。

一例を挙げると、競馬は70から80%に設定されているので、1万円分の馬券購入を行えば、7千円から8千円が返ってくる計算です。
正確にいえば、複数回にわたり遊んだ場合に、平均すると1回あたりに受け取れる割合だといえます。

常にこの数字に収まるとは限りませんし、時には大きな当たりが出るケースも少なくないので、競馬は安定した人気があるわけです。
肝心の宝くじといえば、還元率は僅かに46%ととても低い数字です。

これはつまり1万円の購入で期待できるリターンは4600円と、競馬に比べて約半分という小ささです。
実際に購入してみると分かりますが、連番なら間違いなく下1桁の300円が返ってきます。

仮に1万円分を購入して、300円の当たりが10枚で3000円だとすると、還元率は30%という結果になります。
しかし、宝くじの還元率は46%ですから、1千円以上の当たりが加わることもあります。

リターンは購入額に応じてだいたい決まっている

このように、リターンは購入額に応じてだいたい決まっており、購入前にどの程度期待できるかがチェックできます。
パチンコやパチスロは80から85%の間で、競艇と呼ばれるボートレースは75%の設定です。

競輪も同様に75%ですから、このあたりの公営ギャンブルはおおよそ同等の内容となっています。
オートレースはやや低く70%ですが、それでも宝くじと比べれば間違いなく差はあります。

法整備やセキュリティなどの懸念はあるものの、オンラインカジノは9割以上の設定なので、リターンに対する期待値がそもそも異なります。
それだけリスクはありますから、公営で認められているくじや競技などとは直接的に比較できませんが、全く無視できないのもまた本当です。

宝くじは元々、地方財政の資金源という位置づけなので、還元率を低くしているのはある意味で当然です。
回収された売上は本来の目的に回され、各市町村の補助金として役立てられることになります。

何度も長く遊ぶものではありませんから、買っても中々当たらないのは必然だといえるでしょう。
ただ、1位が高額に設定されていたり、多様なくじで楽しませてくれるのも確かです。

当たらない宝くじをなぜ人は購入するのか?

年末ジャンボに限れば、1等が7億円となっていますし、前後賞だけでも1億5千万円とかなり高額です。
確率的にはそれぞれ0.000005%と0.00001%なので、途方もない数字なのは誰にでも分かります。

宝くじに何度も高額当選をしている人に秘訣を聞いてみたら‥ある共通点が!?

ところが、夢を見て購入を続けたり、小さな当たりで満足している人も珍しくないです。
考えられる理由は、目の前の当たりよりも地方への貢献、あるいは新年を占うつもりで購入することが挙げられます。

高額当選なら嬉しい、でも無事に年末を迎えて新年をお祝いできる、そういう考え方で買っている人が少なくないと思われます。
年末ジャンボを改めて振り返ってみると、購入額に対するリターンを現す還元率によって、結果的に当たりが小さくなっていると結論付けられます。

他の公営ギャンブルよりも数字が低く、大きく還元するギャンブルと比べると、約半分位の数値に設定されているのが特徴です。
全く当たらないわけではありませんが、当たりやすさでいえば明らかに小さいので、利益を求める投資先には向かないでしょう。

当たればラッキー位の気持ちで少額購入を楽しむのが、宝くじの賢い楽しみ方になるはずです。