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● 三嶋神社(みしまじんじゃ)

巳蛇(鰻)が神の使いを務める、子授け・安産の神社


| 三嶋神社について| 三嶋神社の歩き方| 基本情報・アクセス

 

 

||| 三嶋神社について |||

 

三嶋神社土火水(土:万物の母、火:万物の大気、水:万物の源)の3つの神徳があり、女性の安産・子宝、夫婦の和合を守護する神といわれ、安産四十一社のひとつにも数えられる。あらゆる生物の出生、生育、放生を守護している。御祭神は、大山祗大神(おをやまづみのおをかみ)、天津日高彦火瓊々杵尊(あまつひだかひこほのににぎのみこと)、木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の3神。また巳蛇(水蛇=うなぎ)が神の使者として祀られている。

 

 

 

 

 

 

 

 

皇子に恵まれた、後白河天皇の命でできた神社

三嶋神社の由緒は、後白河天皇の中宮(皇后)平滋子建春門院様にある。皇子のないことを嘆いた平滋子は、摂津(大阪府高槻市)の三嶋大明神に祈願したところ、夢の中に白衣の翁が現れてお告げを受け、間もなく後の高倉天皇をお産みになった。

喜んだ後白河天皇は、この地に邸宅・小松谷邸を持っていた平重盛(平清盛の嫡男)に命じて社殿を造営し、三嶋大明神を勧請したのがはじまりとされている。

現在も皇室とのつながりがあり、秋篠宮殿下が2度参拝されるなど皇室の子宝祈願にも一役買っている。

 

 

「瀧尾神社」の境内に設けられた祈願所

本宮は東大路通東入に鎮座されているが、かつては三嶋神社の近くに瀧尾神社があったというご縁もあり、「瀧尾神社」の境内内にも三嶋神社の祈願所が設けられ、絵馬の奉納や祈願が行える。

うなぎを眷属として祀る三嶋神社の信仰には水場が欠かせないが、本宮の近くを流れていた音羽川が枯れ、近くに水場がなくなったことも祈願所の設置には影響している。

 

 

 

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||| 三嶋神社の歩き方 |||

 

“うなぎ断ち”で子宝&安産祈願

うなぎを神の眷属として信仰する三嶋神社。神社に祈願する人はうなぎを食べない。江戸期より神社に伝わる「禁食鰻文書」には、当時の氏子もうなぎを禁食する旨の記載がある。

家長だけが断てばいいとの説もあったという。祈願中はうなぎを断ち、祈願が成就(子宝が授かる)した後は、うなぎを食べて体を労わると良いとの話もある。

以前は、成就した際には神社にうなぎを持参し、近くを流れる音羽川に放して放生したというが、現在は音羽川がほぼ枯れているため、うなぎの絵馬を納めている。

 

 

 

 

 

 

元気な子どもが授かる「揺向石(ようこうせき)」

三嶋神社の揺向石神社の隣に鎮座している、「揺向石」と呼ばれる大きな石。源義経(牛若丸)が、祈願を行うために三嶋神社にこもった際、夢の中に白髪の翁が現れ「汝志久しく可からず、早々に奥州に下る可し」と御神託を下した。夢からさめて再度参拝したときに、翁の立っていたところにあったのが「揺向石」なのだそう。

妊婦が三嶋神社に参拝し、「揺向石」に手を触れてからお腹をなでると、牛若丸のような立派な子ども(男の子という説もある)が授かると伝えられている。

 

 

 

 

 

 

 

3種の絵馬にも“うなぎ”の姿が

三嶋神社のうなぎ絵馬神社にある御祈願の絵馬は3種類。2匹のうなぎが描かれた絵馬に願いを書き込んで祈願し、成就した際には3匹の絵馬を奉納する。あとの1種類は毎年図柄が変わる。10月26日の「大放生祭」後に新たな絵馬が登場するので、毎年晩秋に訪れてうなぎの絵馬を集めるのもいいかもしれない。

2匹のうなぎが描かれた絵馬には体を絡み合わせた姿が描かれており、3匹のうなぎの絵馬には、体を持ち上げた姿が描かれている。体を起こした姿は威嚇や威厳を示しているといわれ、眷属であるうなぎの威厳有る姿を描いている。エジプトのピラミッドに描かれた蛇の絵にも共通するような構図が用いられているという。

絵馬は江戸時代から作られており、以前は木版画が用いられていた。当時から図版は大きくは変化しておらず、変わらぬ姿で、人々の願いを聞き続けている。

 

 

 

名だたるうなぎ専門店が集まる、うなぎ供養

毎年10月26日には「大放生祭」が開かれ、うなぎの供養が行われている。「大放生祭」には、全国の名だたるうなぎ専門店やうなぎの養殖を行う業者が集合して行われる。京都、大阪など関西を中心に、養鰻の盛んな愛知、遠くは秋田まで、100軒にも及ぶ店や業者が集まるという。

 

水信仰の神社特有の社紋「隅切三文字」

社紋の隅切三文字三嶋神社の社紋は「隅切三文字」。通常の三文字は、真っ直ぐな線で引かれた「三」だが、三嶋神社の紋は「三」の字が波打っているのが特徴。波打っているのは、水信仰のしている神社などでのみ使われており、折敷(おしき)の上に、3匹のうなぎを乗せた姿を現している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月の第3日曜開催「神幸祭」

9月の第3日曜には「神幸祭」が開催される。

剣を揺さぶり、鈴を鳴らして邪気を祓う剣鉾と、大神輿、子ども神輿3基が出される。大神輿は平成13年に、約60年ぶりに復活した。

「神幸祭」には神輿の担ぎ手として130人ほどが参加するほか、近年では夜店なども出る賑わいのある祭りになっている。

 

貴重な洛外行事の資料を多数所有

京都は戦災を免れたこともあり、数多くの資料が残った。御所を中心として行事などが行われた洛中と違い、洛外の行事やしきたりに関する資料は数が少ない。将軍が亡くなったときのお祓い方法などが書かれた資料が残っるなど、三嶋神社の所有する資料は、当時の行事を知る貴重な物。

現在は、大半が京都市歴史資料館に収蔵されており、分類や研究が進められている。

 


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||| 基本情報・アクセス |||

 

三嶋神社(みしまじんじゃ)

075-531-5012

京都市東山区東大路通東入上馬町3丁目

 

075-531-5012

拝観時間 境内自由
定休日 なし
拝観料 なし

駐車場 1台

 

 

 



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